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引退ブログ 根来翼

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はじめまして。2021年度ATリーダーを務めさせて頂いております根来翼と申します。


まず初めに、OBOG並びにラクロス関係者の皆様、日頃から同志社大学体育会男子ラクロス部を応援してくださり誠にありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。


さて、紹介してくれたまさき(主務)は、責任感が強く今シーズン主務として全うしてくれました。シーズン途中では、心配になるぐらい顔に元気が無く、それほど主務の仕事に追い込まれてるのかと思うほどでした。感謝しかないです。まさきにしか主務は務まらなかったと心の底から思います。ありがとう。

さらには、お笑い好きというギャップを持ち合わせていたり、料理の腕が部内No. 1であったり、スーパーウーマンです。まさきはどんな男性と結婚するんでしょうか。楽しみにしておきましょう。是非結婚式に呼んで頂きたい所存でございます。呼んで頂いた暁には、フラッシュモブします。


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ついに引退ブログを書くのかと。月日が経つのは早いなと、手術を終え入院中の病室でそう思いながらこのブログを綴っています。全て本音で書いています。文章を書くのが苦手な上、長くなってしまいますが是非最後まで読んで頂けると幸いです。


20211020日、練習中での出来事でした。ゴール上がり際のショットを打った時に、バランスを崩してしまい、右足を着地した時にブチっと自分にも聞こえるぐらいの大きな音が右膝から聞こえました。


(え、音聞こえたよな。骨折れた?靭帯か?)


その瞬間は色々な可能性が頭に思い浮かびました。その後は、地面に這いつくばったまま、すぐには起き上がれなかったです。その時は、めちゃくちゃ痛かったけど、1ヶ月もしたら治るやろと。124日の入れ替え戦に間に合えば良いやとそんな軽い考えでした。


次の日、MRIを撮るために病院に行きました。その時もまだ、入れ替え戦に出る気満々でした。どうやって早く治そうか、テーピングガチガチにしてでも試合出たろかなとか、試合に出ることしか頭にはなかったです。すぐにMRIの結果が出ました。


「これが右膝と左膝の比較になるんやけど、見てわかる通り、本来あるはずの前十字靭帯が無くなってます。まあほぼ断裂に近いですね。」


124日に最後の大事な試合があるんですけど、それまでになんとか治して試合出れないですかね?」


「いや、無理無理。手術せなあかんわ。」


医師には鼻で笑われました。試合なんか出れるわけないのに、少しの可能性に賭けて聞いてみた自分が本当に惨めでした。この瞬間、同志社大学ラクロス部のプレイヤーとして試合に出れないことが確定しました。


その日の夜は、涙が止まりませんでした。何で俺がこんな目に遭わなあかんのやろ。やっと有観客で試合が出来るのに。友人や家族にもやっと観に来てもらえる機会だと思って、連絡していたのに。虚しくて、悔しくて、無力な自分に腹が立ち、なかなか寝付けなかったのを覚えています。


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1回生の春、新歓活動真っ只中で体の大きい3人に話しかけられたことが懐かしく思います。当時3回生のとしさん、ともきさん、大生さんでした。3人は覚えてないかもしれないですが、話しかけてくださりありがとうございました。あの時、話しかけてくれなかったら、今頃アメフト部でタックルしてるか、準硬式野球部で白球追いかけてたかもしれません。


1回生の時は、ただひたすら上手くなってウィンターで優勝することだけを考えて練習してました。時間があれば、ゴーリーの颯人(現Gリーダー)と一緒にグランドに上がり、無心でショットを打ち続けました。今ではニコイチと呼ばれることもあります。悪い気はしません。また、暗くなるまでサッカー場で壁打ちしたこともありました。正直、1回生の時が、1番ラクロスに対する熱量があったかもしれないです。当時の4回生はブラザーの丸茂さん然り、面倒見の良い先輩方がたくさんいました。一緒に自主練してくれたり、ナイター練に付き合って下さったり、今思えば当たり前なことではなくて、自分達1回生は恵まれていたんだなと感じます。そして、迎えたウィンターでは、準決勝でKGに負けてしまいました。応援してくれた先輩方に、申し訳ない気持ちでいっぱいで、悔しくて涙が止まりませんでした。3年後、一部リーグに復帰して関西制覇を必ず成し遂げることを改めて胸に誓いました。


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2回生は、運良くAチームに帯同させてもらったり、関西youthに選出されたりと結構順調にラクロス人生歩んでるなと思ってました。でも、練習中にミスったら先輩怒るし、先輩怖いし、機嫌悪なるし、自分下手やし、ラクロスおもんなと思ってる時期もありました。何回仮病で休んだろかなと思ったことか、ゆうや(現MFリーダー)、ひらぼー(現DFリーダー)ならこの気持ち分かるよな?

それでも、レベルの高い先輩達に何とか食らいついて、自分から意見を求めたり、先輩に対して要求したり、常に貪欲に取り組むことだけは怠らないようにしようと思っていました。この年のAチームはかなり強くて、仮想リーグも全勝するぐらい強くて、関西一部リーグで優勝する実力を先輩方にイメージさせて頂きました。このままレベルアップして、2年後一部リーグで優勝を夢見てました。


入れ替え戦辞退。


自分達が犯した不祥事により、入れ替え戦辞退、約半年間の自粛が決定しました。入部当初に掲げた、関西制覇という夢は突如終わりを告げました。


不祥事が発覚した時には、入れ替え戦に強行して出るか、部の存続を考えたら辞退するべきかのミーティングが行われました。


部として続かなくても、入れ替え戦に出て、2年後に自分達が関西制覇する道さえ閉ざさなければ、強行して出るべきだ。俺らの夢や目標を失うことはしないでくれと、冷静な判断が出来ないほど、皆に訴えかけました。入れ替え戦辞退する奴は、ラクロスに対してどうせ本気で取り組んで無い奴やと軽蔑しているぐらいでした。それほどまでにも、自分は関西制覇にこだわっていました。同志社ラクロス部にとって、長年の夢であり、悲願だったから。


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3回生になると、ATサブリーダーとしてシーズンを迎えました。コロナ禍で、リーグ戦が無くなったり、例年通りにはいかないイレギュラーなシーズンでした。


3回生でありながら、4回生に対して自分の意見を主張するあまり迷惑をかけたかもしれません。特に鳥羽さん(当時ATリーダー)。気遣わせてすみませんでした。それでも、3回生にやりやすいように環境を整えて上手く自分達をコントロールして下さった、4回生には感謝しかないです。


ATサブリーダーだったこともあり、3回生の時は、次の年のことを常に見据えていました。来年俺たちなら、こうした方が良いんじゃないかとか、ここは参考にしようなど、ただひたすらに先輩達に任せていた2回生の時とは違い、少し大人になったかなと。


それでも、シーズン最後の近大戦では、チームは勝って嬉し涙を流している先輩がいたなか、自分は偉そうにしていた割にはあまり貢献できず悔しさだけが残りました。もっと上手ならなあかん。チームの中で絶対的な存在になるために。


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ATリーダーとして迎えた4回生。(やっと4回生かよと聞こえてきそうですが、ギャン無視して続けます。)


リーダーとは。


理想のリーダーってどういうリーダーなのか、リーダーの役割ってなんやろ、どうすればチームが強くなるやろか、歴代のリーダー陣はどうしてたんやろ、とか自分の中で色々悩みました。


点が入らない時期が続いたり、DFにもっと点取れよとか言われたり、それもリーダーである自分の責任だと強く感じていました。


多分、OFの誰もが一度は抱いた感情やとは思うけど、DFが何も言ってこやんぐらい点取ったろ、DF見返したろと思ったはずです。練習中でも、点入ったら試合で点取ったぐらい喜ぶし、DFが悔しそうな顔をしてるのが本当に気分が良かったです。(特に颯人とひらぼー)今年のチームは特に、OF.DF共に、お互いがお互いに負けたく無い気持ちが強くて、切磋琢磨できたと思っています。


その中で、リーダーとして自分は何が出来るんだろか。


自分が辿り着いた答えは、


【リーダーとは自分が先頭に立ち、チームとしてあるべき方向に導く存在】


次はこの戦術に取り組んでみよう、セットプレー入れてみよか、このミスは絶対に無くそう、今週はGBを課題にしよう、今週は1on12on2を強化しよう。


と、ただ発信するだけでなく、自らが先頭に立って行動で示すこと。チームが強くなり、勝つことだけを考えて。あるべき方向にチームを導く。ただそれだけを意識することに決めました。まだまだ自分も未熟で、言ってる割には全然行動出来てねえじゃねえかと思ってる人かもいたかもしれません。


それでも、これが辿り着いた自分なりの答えです。


そんな中で、チームとしてようやく完成されつつあるシーズン終盤での、前十字靭帯断裂による戦線離脱。


チームとして大事な時期に、チームから離れてしまい本当に申し訳ない。特に、サブリーダーのたいせいと甲斐、MFリーダーのゆうやには、迷惑をかけてしまってます。噂では、俺がおらんくてたいせいは伸び伸びやってると聞いたりもしますが。124日の入れ替え戦まで、OFを引っ張ってほしい。宜しく頼みました。


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そろそろ長くなってしまい、まとまりがなくなってきたので、各回生に対して自分が思うことを書いてブログを完結させたいと思います。



まずは1回生から。

身体能力が高い奴、自主練にくる奴、ラクロスに対する熱量高い奴も多いと思う。でも、まだまだ出来ると思う。3年後、関西制覇するイメージを忘れないで欲しい。関西制覇する可能性があるんやから、その立場に立てるだけでも羨ましいことなんやから、後悔だけはせず頑張ってね。

ウィンターまで、まだまだ出来ることは沢山あるし、最高の準備をして迎えてください。優勝して、1回生コーチのしんのすけとしみかんを胴上げしたってくれ。

ブラザーの康平。最近ゴーリーに挑戦してるらしいな。ATリーダーのブラザーがゴーリーになるって前代未聞なことやけど、動画見た限り、めちゃくちゃセンスある。ゴーリークロスの方がパス上手いんちゃうか?親友の大塚ともライバルになるかもしれんけど、お互い切磋琢磨して頑張って。



2回生。

もっと自信持ってプレーしたら良いのになと思うことが多々あるし、2回生なら2回生らしくミスなんかしても良いから、ガツガツして欲しいなと思います。

あれいつやったかな10月の練習終わりやったかな。他の回生は帰宅するなか、2回生全員が練習後にグランドに居残って、自主練をやっていました。どういう風の吹き回し?と思いましたが、こいつらもやっとやる気になったんかと、少し嬉しかったです。そのままの調子で3回生を脅かすぐらいな存在になってください。

俺らが立つことさえ許されなかった関西一部の舞台に、立つ可能性がある回生であることを忘れずにな。関西制覇という俺ら4回生の目標であり夢を託しました。頑張って。



3回生。

ほんま生意気な奴多いよな。でも愛くるしくてしゃあないんよ。オカマバー行きましょやとか、飲み行きましょやとか、さすが大将とか、変なことばっか言うてくる奴もおるけどな。


「ネゴさんと一緒に試合出たかったっすわ。」


そう言ってくれるだけで、どれだけ俺を救ってくれたか。泣かせてくれてありがとう。

ラクロス好きな奴多いし、俺らよりも全然上手いと思うから来年も心配してません。あんまり永江を困らせすぎないように、それだけが懸念です。

お前らと1年間ラクロス出来て良かった。こんな頼りないリーダーについて来てくれてありがとう。

来年絶対に1部に昇格させてくれよ。頼んだぞ。



同期の皆んな。

怪我して、引退してもゴルフ出来へん方が辛いわとか冗談言ってたけど、ほんまは最後まで皆んなと一緒に試合出たかったな。124日入れ替え戦で勝って皆んなでグローブ投げたかったな。まだまだ、こうちゃんときのぴーとの4回生セットで試合出たかったな。3回生からこの2人とよくセット組ませてもらって試合に出てたけど、お互いがお互いを理解してる感じがして、めちゃくちゃ楽しかった。皆んなとやり残したことが多すぎて、書ききれないぐらいです。もう皆んなと当たり前に一緒にやってたことが出来なくなるって考えると涙が止まらんくなる。いつからこんな涙腺弱なったんやろ。リーグ戦では、俺のユニホームをスタンドで掲げてくれてたり、アイブラックで俺の背番号である29番を顔に書いてくれたり、俺の分まで試合に臨んでくれていることが伝わってきました。最後まで部の一員として扱ってくれて、ほんまにありがとう。感謝してもしきれないです。

さて、124日の入れ替え戦まで残り3週間を切りました。俺のことなんか頭の片隅にもおらんぐらい、ラクロスしか考えないでください。最高の準備をして、最高のパフォーマンスを発揮しましょう。同期の皆んな頼んだ。俺もリハビリ頑張って、何としてでも124日は応援しに行くから。お互い最後までやり切ってやりましょう。継続そして継承するために。


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長くてまとまりのない文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。


次のバトンは橋本皓太です。

彼はお笑いの天才です。いつも周りを笑わせます。自然と彼に人が集まり、いつも中心にいる気がします。彼とはよくお笑いの話をします。かなりマニアックで、YouTubeもお笑い芸人以外は見ないという謎の拘りも持っています。彼は現在自分が使っていたスパイクを愛用してくれているそうです。ラクロス4年目にして、初のラクロス専用スパイクを手にしたそうです。世界が変わったゆーてました。もう少し早く気づけば良かったですね。彼の華麗なダッヂから繰り出される1on1には目が離せません。頼んだぞ!























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このブログ記事について

このページは、同志社ラクロスが2021年11月16日 18:35に書いたブログ記事です。

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