こんにちは、三回生#14の麻裕です!
ラクロスと学生と分析力、この三つの可能性についてお話したいと思います!
PDCAサイクルを御存じでしょうか?
様々な場合において、基本的なプランの構築としてこのサイクルが存在するのですが、今日はスポーツ健康科学部の「競技者育成システム論」という講義でこのPDCAサイクルが登場しました。
提示されたPDCAのメインテーマは日本が【世界で勝つための共通認識と徹底】でした。
Plan 世界に勝つための計画作成
Do 実践、練習・試合
Check 分析、評価
Action 課題の抽出
中央から地方までの共通認識と徹底(ボトムアップとトップダウンの繰り返し)
【世界で勝つための共通認識と徹底】の為の情報収集し、その情報を分析、判断し戦略を立て、課題の克服をしていくことが、勝利に繋がる、といった考え方です。
これを今回、ラクロスに置き換えて考察しました。
PDCAのメインテーマは同志社ラクロスが【日本一になる為の共通認識と徹底】です。
Plan 日本一になるための計画作成
Do 実践、練習・試合
Check 分析、評価
Action 課題の抽出
上回生から一回生までの共通認識と徹底
(幹部・選抜メンバーのような一定以上の知識や技術を持ったメンバーが部員にそれを伝え、部員のレベルの底上げを図るようなイメージです。)
私たちのチームは幹部さんが『Plan 日本一になるための計画』を立てて下さっています。大きな目標だからこそ、ターム毎の綿密なプランの下、着実に進んでいくこのプランに(計画して下さる幹部の方々にも)私自身絶大な信頼を置いていますし、それは部員の皆も同じだと思います。
そのプランを『Do』する試合などで、現状や相手のレベルを『Check』し、発見した課題や対策を『Action』するのですが、私はこのCheckを更に生かせるのではないかと思うのです。
大切な試合の後、私たちのチームではその試合のデータを処理します。
ビデオを何回も見直して、誰が開始何分にどのような行動をしたなどを細かく分析するのです。
この分析は、何人ものメンバーによって行われ、ミスのないよう十分注意してデータとなり全部員で共通認識できる形にします。
ここで、問題にすべき点は分析したデータをどれほどこのPDCAサイクルに生かせているのか、ということです。
データを作成することが目的ではなく、あくまで次のActionに繋げることが重要です。最初にも述べたのですが、【勝つための共通認識と徹底】の為の情報収集し、その情報を分析、判断し戦略を立て、課題の克服をしていくことが勝利に繋がるのです。
この面を、プランを立てて下さっている幹部の方々だけでなく、部員全員が今まで以上に重要視し分析したデータを効率よく生かすことが出来れば、同志社ラクロスの日本一への道のりはより明確なものになるのではないでしょうか。
ここまでは、チーム規模での分析力です。
次に、個人としての分析力(思考)についてお話させて頂きます。
長くてすみません...
今話題のサッカーの長谷部さんの『心を整える』がベストセラーになったように、アスリートのメンタル面への関心が高まっている傾向にあるように思います。
私も最近、『思考の整理学(ちくま文庫)』という本を読み、思考について考えるようになりました。
一プレーヤーとしてデータを分析する前に、一人間として自分の思考を分析することが(例えば何が大切で記憶すべきなのか、何が不必要で忘却すべきなのかなど)自己分析という意味でも重要だと感じました。
以下はメンタルトレーニング論という講義の中で、【成功への8つのステップ】として紹介されていたものです。自己分析を、講義内で実際に行える良い講義です◎
本当の自分に気づく
目標を設定する
時間を設定する
自分の思考、行動パターンを知る
リラックスの方法を見につける
集中力を高めるテクニックを身につける
イメージトレーニングを活用する
目標を見直し、軌道修正する
成功する為には、チームとしても、個人としても【分析力】がキーワードになってくるのではないでしょうか◎
単にスポーツが上手くなりたいなら、そのスポーツに全てをかける生活をすれば良いのかもしれません。しかし、講義で学んだことを生かしたり、スポーツとは別の何かをスポーツに応用できることが、学生のメリットだと思います。
残された学生生活を、頭も体も存分に動かして過ごせたら良いな、と思います!