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"2020"だからこそ達成したい想い

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こんにちは!
もえかから紹介してもらいました、りりです!!
本年度DFリーダーを務めさせて頂いています。
宜しくお願いします。


4回生ブログ、ラストを担当させて頂きます!
もう最後ですね、、。振り返ってみると本当に早いものです。この4年間、ラクロス部に入って沢山の経験をさせてもらいました。色んなことがあって、毎年色んな思いがあって、何をどこから書くか迷いました。語りたいことはいっぱいあります。でもやっぱりラストブログということで、今年を振り返りながら残りの期間への思いを自分なりに綴らせていこうと思います。長くはなりますが、今年コロナ渦の中で、私自身が、私達4回生が何を感じて、どう考えているのか知ってくれれば嬉しいです。






"2020"だからこそ達成したい想い



最近よく聞かれることがあります。
まだ部活やってるの?試合はあるの?
順位も決められないのになんでやってるの?
そしてその後決まってこう言われます。
「今年の4回生はかわいそうだね。」
もう何回聞かれ、同情されたことでしょう。




周りがそう思うのは当たり前だと思います。
私達は今年全国大会がありません。関西の優勝すらも決められません。
記録上、この1年間の試合は今後残ることがありません。
"空白の1年"。そう言われても致し方ありません。


正直今でも悔しいし、悲しいし、辛いです。
私達が掲げた"ALL TOP 最高の為に全てを尽くす"
この目標を決めたわずか2ヶ月後にこのような状態になるなんて誰が思ったんだろう?





そもそもこのALLTOPという目標を掲げた背景には、"学生日本一"を達成すること、加えてBリーグ、新人戦含め「全カテゴリー」で優勝する事、その為に試合に出る出ない関わらず一人一人が日本一を目指す一員として、技術面、そして技術以外の部分でもTOPを目指すのにふさわしい人間になれるようにという様々な思いが込められていました。
ただ、口で言うのは簡単だけど実際にはすごく難しい目標だと言うことは私自身身をもって感じていました。私達の学年は1回生と3回生の時、ありがたいことに全国の景色を2度見ることができました。だからこそ強く感じてきた全国の壁の厚さ。
超えたいけど超えられない"大きな壁"。
全国大会「駒沢の舞台」で実際に体感してきた分、"学生一位"という目標がいかに難しいことなのか。それだけでなく"全カテゴリーで優勝する"というのがどれだけ高くて困難な目標なのか。常に感じ続けていました。



TOP層の技術向上、同時にチームの底上げ、更に日本一を目指す組織として何をすべきなのか。
DFリーダーとして、幹部としてやらなければいけないことは沢山あって、時間なんて全く足りませんでした。また、優しくて穏やかな人が多い4回生。練習に緊張感を出せるのか。
本当に目標を達成できるのか。
常に私の中には不安と焦りの気持ちでいっぱいでした。







そんな中突如現れたCOVID-19。練習中止。今まで当たり前にやっていた対人プレー、1on1、6on6。突然できなくなりました。私の中で、今年の歯車が狂いました。時間なんてただでさえ全く足りなかったのに。


それでも絶対試合はできると信じ続けて、限られた中で"今"出来ることを探し続けて。
「出来ないのは今だけ。きっと12月までにはいつも通りできているだろう。」
そう信じて少ない希望にしがみついていました。





私はきっと、ずっと忘れることないと思います。
約4ヶ月ぶりに対面練習が再開され、久しぶりにみんなと会える事を楽しみにしていた7月1日の前日、6月30日を。「全国大会中止」の知らせが来たあの日を。
そして、その約3週間後にやってきた"関西の順位決定戦廃止"の連絡を。


この時の私の気の落ち込み度は言葉には表せないくらいとても大きいものでした。そして落ち込みは日を増して現実として受け止めるにつれ自分の中で強くなっていました。




ALLTOPを目標としていた私達は、試合がなくても出来る事、後輩に残せる事、やるべき事は沢山ありました。それでも、私は自分の思っている以上にずっと達成できなかった"学生日本一"という目標がすごく大きかったことに気づかされたんです。これまで先輩達と一緒に追いかけてきた目標。間近で見てきた先輩の思い。その思いを引き継いで私達の代こそでは絶対達成したいと思っていたから。
その為に"最強のDF"を作りたいと思っていたし、今の私達、仲間となら絶対できると本気で信じていたから。だから、自分の中でDFリーダーとしてやりたかった大きな目標がポッカリ空いてしまったんだと思います。考えれば考えるほど落ち込みが増して、自粛期間mtg等の為にも毎日見てたラクロスのビデオが、過去の試合動画が見れない。元々苦手だったトレーニングをやる気が全くわかない。そんな時期もありました。






本当に落ち込んだ時、もう一度私は改めて考えていました。
なぜラクロスをしているのか。
自分の中で大きかった目標が無くなった中、何のためにラクロスをするのか。





そして当たり前のことに気づかされました。


私の中で、ラクロスをやっている時間がすごく楽しい時間だということ、充実しているということ、ラクロスが大好きということ。
こんな状況で、私の中で悔しい、悲しいという感情があっても、ラクロス嫌いだなとか嫌だなぁ、、とか、仮にももう引退しよう、辞めようと思うことはなかったんです。1番落ち込んだ時期でさえ、部活行きたくないなとか思った瞬間は無かったんです。むしろ、早くみんなと会いたい。みんなと一緒にただプレーしたいって言う気持ちの方が勝っていました。
試合が無くても、決勝戦みたいな大勢の観客の歓声を浴びるあの瞬間が無くても。
ただ1プレー。DFでナイスディフェンス出来ること、ただチームメイトと理想のプレーを体現できた時、それだけで凄く楽しくて、ワクワクして、魅力的なんだ、この楽しさがあるからやめられないんだ。その当たり前なことに気づかされました。




そして何より、このコロナ期間だったから、dfリーダーだったからこそ感じた思いがあります。
同期や後輩の技術、ラクロスIQの向上。成長、進歩。
自粛期間私達はオンラインを通じて技術mtgを重ねてきました。約5ヶ月という長い期間、常に題材を考えて続ける事はすごく大変だったのですが、オンラインを通じて画面越しにみんなと向き合って、技術面の思考力、共有力の成長を目の当たりにして、発信力の向上を感じて、その成長を感じる度にやりがいと達成を感じていました。
特に対面練習が出来るようになってから自粛期間の一人一人の成長を更に大きく感じました。シュートが驚くぐらい良くなっている人。これまではうなずくばかりだった後輩から積極的に質問や意見が出ること。練習中でも下級生からの発信がすごく多くなっていること。自粛前とは明らかに変わった変化にいつもすごく感動しています。
ノートのコメント量。反省の時の発信。
一つ一つはとても小さなことかもしれませんが、積み上げるととても大きな変化だと感じています。自分の中で、自粛期間にやってきたことが無駄ではなかったと感じることのできる瞬間です。そしてそれはプレーの向上にも繋がっています。はじめこそは久しぶりの練習で上手くいかないことも多くありましたが、適応力、修正力が格段に上がって確実に成長しているなと感じています。

リモート
(戦術MTG *戦術も含まれるためぼかしています)





私は、こんな絶望的な状況になったにも関わらず誰一人辞めることなく、大きな成長を見せて戻ってきたチームメイトを誇りに思っています。しんどかったのは私1人じゃない。別にラストイヤーの4回生だけでもない。みんな同じだけ悩んで、苦しんで、それを乗り越えたんだなと実感します。コロナだったからこそ回生を超えてラクロス部としての団結力が増したのかなと感じています。






だからこそ強くなった思いがあります。

頑張ってきたチームメイトみんなで試合に挑みたい。みんなにチャンスを与えたい。

でも試合には絶対に勝ちたい。


それが形になる方法を考えていました。





最近試合の詳細が発表されました。
私達の中であると思っていたBリーグすら無くなりました。試合は多くても4試合です。状況によっては減る可能性もあります。何度もチームメイトと話し合いました。ついこの前も意見に食い違いがありました。(主に私です笑)
でも、だからこそ4回生の思い、今年の方針が統一されました。



全員に最低15分間の試合出場を設けること。
(成長度や技術レベルに比例して出場時間は更に多くなります)
全員がその瞬間に全てを出し尽くすこと。
それでも試合に勝つこと。


たかだか15分かもしれません。
反対に、全員が15分?そんなチャンス競技スポーツではありえないよ。そう思う人もいるかもしれません。
たしかに私達4回生からしたら貴重な貴重な15分。今年は練習試合もなくて、試合もたった4回しかなくて。もちろん私自身出たい気持ちは強く強くあります。
高校からやっていたというのもあり、7年分の思いが詰まったラストイヤーです。
本当に、最後なんです。少しでも長く出たいし、活躍したいです。
でも、自分が出たい思いと同じくらいみんなの成長も見てきた。同期、後輩の成長が嬉しくて、理想とする組織に近づいている事を感じるのが嬉しくて。だからこそ、順位が決まらないからこそ、この1年の一人一人の努力、成長を発揮する場を設けたい。そしてその瞬間に全てを出し尽くしてほしい。


"試合に出る"というラクロスで「1番最高の瞬間」に全てを出し切る。


"最高の為に全てを尽くす"
これこそ私達の代らしい、1番難しくて、1番最高な目標なのだと思います。




しかし、こんな目標だからこそ、4回生だけ頑張っても達成できるものではありません。1-4回生一人一人が必要です。全員の更なるレベル向上が不可欠です。今のままでは厳しいと思う部分も正直沢山あります。




でもやる価値はあります。
私はこれまでのコロナ期間を通じて、この同志社ラクロス部なら絶対出来ると信じています。
私達の代だったから、
今年がコロナだったから、
"空白の2020"だったから
出来る事だと思います。
その為に私自身も4回生として、リーダーとして出来ることを全力でやりきりたいと思っています。







とはいえ、やはりどうしても私の中で今年の悔やみは一生消えないとおもいます。今でも試合がない悲しみを正直ひきずってます。




でも後悔したくない。
「コロナだから仕方ない。」
なんて言って欲しく無い。


コロナだったからこそ強くなった、達成したい目標がある。
あと残り2ヶ月ほど。試合は多くても4試合。



1日1日に感謝しながら、何より仲間がいる事、同期、コーチ、後輩、先輩のおかげでここまでできた事に感謝しながら。
この困難を乗り越えた仲間達と最後まで全力を尽くしたいと思います。




ラストスパート一緒に頑張ろう。
学年写真のサムネール画像
(キックオフMTG時の写真)




長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。





つぎは3回生です。
本当に頼れる、頼もしい存在です。春チームから一緒にラクロス部を引っ張ってきてくれました!ラクロスが大好きで、ラクロスに熱い子達ばかりです!
③回生
(アメリカ遠征での3回生)

それでは3回生、宜しくお願いします!!


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このページは、同志社ラクロスが2020年9月28日 12:09に書いたブログ記事です。

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